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日々の備忘録。 recollect=思い出す。 re-collect=再び集める。
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ああいえば上祐。

オウム真理教の事件をリアルタイムで知っている世代なら
誰もが知ってるはずの上祐史浩氏。

彼とジャーナリストの田原総一朗氏の対談本です。
対談というかインタビューという方がいいかもしれません。

「危険な宗教の見分け方」ポプラ新書

著者が上祐氏だけでこのタイトルだったら
なんかの冗談?と思ったはずですが
(彼がオウムから離れたと知らなかったので)
田原氏が対談相手=読者へのナビゲーターであれば
そんな変な本ではないだろう、と手にとってみました。

タイトルは刺激的というか興味を煽るような印象ですが
内容は上祐氏がオウムにはまりそしてオウムから離れるまでを
時系列に沿って
彼の心の変化と実際に教団で起こっていたことを
平行して語っているものです。

結果としてタイトルの言う「こういう宗教は危険だ」とわかる。
そんな感じです。


アレフもひかりの輪もオウム真理教を引き継いだ団体で
単に内輪揉めで内部分裂しただけでしょ?
という認識しかなかったのですが
上祐氏は明確にオウム真理教から離れたようですね。

教団のスポークスマンとしてマスコミでしゃべりまくっていた時には
うざったいけど頭は回るヤツだなぁと思っていたのですが
この対談での語り口を読んでいると改めて頭がいい人なんだなと思いました。
自分のことを冷静に客観視して語るのは難しいものですが
擁護するでなく卑屈になるでなく語っています。
田原氏とも長年の交流があるようなので
安心して語っているということもあるのかもしれませんが
読む方も安心できる雰囲気です。


これまでにオウム真理教について書かれたドキュメンタリーなどは
一切読んだことがないのですが
この本をとっかかりにして読んでみようかと。


ちなみに刑法や憲法の判例でオウム真理教関係の事件が登場するのですが
大学生の子たちは「オウムのことは聞いたことがある」程度にしか知らないのです。
彼らの中では地下鉄サリン事件も太平洋戦争も同じ「歴史上のお話」なのですね。

時の流れを感じるなぁ(/_;) そりゃアタシもおばちゃんになるわけだよ _| ̄|〇
…だけですめばよいのですけれど
今も「危険な宗教」は至るところにあって人々を待ち受けているわけで
負の事件ほど風化させてはいけないよな…
と考えさせられもした一冊です。
試験が近いのに本なんて読んでいる場合じゃないのだが。
すごくよい本だったので。

「生活保護とあたし」和久井みちる・著 あけび書房

生活保護に関心のある方(いい意味でも悪い意味でも)には
ぜひ読んでほしい。
生活保護受給経験者が書いた本だからこそ読む価値がある。



「みんなおひとりさま」 上野千鶴子著 青灯社

この方のずばずばした物言いはきついなぁと感じることもあるのだけれど
それ以上にすっきりさっぱりきっぱりで気持ちよい。
厳しさの中に優しさがあるのがわかるからかな。

落ち込んでる時に読んだら元気になりましたw


遥洋子さんの「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」を読んで
私も学んでみたい(ゼミに入れるかどうかはおいといて)と
思ったこと、あります…
学ぶ前にリタイアする羽目になると思うけど…

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